茶色の蚊

夏になると現れて私たちを悩ませる虫といえばかですね。

蚊に刺されると赤く腫れてだんだん痒くなるのが厄介なところ。

子供は無意識にかきむしってばい菌が入ることもあるので要注意だったりします。

またデング熱なんかの感染症も怖いですよね。

そんな身近だけれど危険な面もある蚊ですが、黒色をしたタイプと茶色のタイプで別れますよね。

どちらも目にしたことがあるのではないでしょうか?

これらの違いってご存知でしょうか?

そこで今回は蚊の色による特徴について見ていきます。



      Sponsored Link

茶色の蚊の名前は?刺されるとどうなる?

まず家の中でよく見かけるのが茶色い蚊でしょうか?

この蚊はアカエイカという蚊の可能性が高いです。

気温が20℃以上になると活発になるので、暖かくなった時期は要注意です。

寿命は1ヶ月くらい、特に夕方から夜間に吸血行動を行うので夜中に刺されてしまった!ということも多いのが特徴です。

さらに特徴として、行動型ということが挙げられます。

どういうことかというと近くに吸血できる獲物がいないと1日で数キロに渡り移動することもあるのです。

また気温がそんなに高くないのに蚊に刺されることもありますよね。

中には冬なのに蚊に刺され驚くこともあるでしょう。

実は季節に関係なく地下や下水道なんかで生存している蚊がいます。

これはチカイエカと言います。

家の中にいるはずのない蚊がいると驚きますが彼らはじっと押入れなどで潜んでいるんだとか。

要注意です。

ちなみにアカイエカは刺されると痒みが長く続きます。

またチカイエカは最初の産卵では吸血をせず、2回目以降で吸血を行うことが特徴です。

黒色の蚊の特徴は?刺されると危険って本当?

外でアウトドアなんかを楽しんでいるとき、また庭作業を行なっている最中によく見かけるシマシマの黒い蚊、これはなんなのかというとヒトスジシマカといいます。

この蚊の特徴はアカエイカと同じく20℃を超えると活発になるのですが時間帯は早朝や夕方。

夜間はおとなしいのが特徴です。

また体が動いていようとお構いなく刺されてしまうので何箇所も刺されたり、かなり大きく腫れ上がることもあります。

他にはアカエイカが行動型なのに対しヒトスジシマカは待ち伏せ型。

獲物が来るのをじっと待っていることが多いんです。

痒みに関してはかなり強いのが特徴です。

そしてアカエイカ、チカイエカとの最大の違いはその危険性。

ヒトスジシマカは実は数年前に流行したデング熱の拡散に関わっていたと言われています。

つまり刺されると感染症なんかにも気をつけなければならないわけですね。

危険度でいうと茶色の蚊よりも高いと言えるでしょう。



      Sponsored Link

蚊が全て刺すわけではない

蚊はそもそもどうして殺されるかもしれないのに危険を冒してまで吸血行動を行うのかご存知でしょうか?

それは産卵のための栄養を得るため。

つまりメスしか吸血行動は起こさないんですね。

蚊を見ると刺される!と思うかもしれませんが、それがオスであれば人に危害は加えないわけです。

ちなみに蚊の主食は花の蜜。

意外ですよね。

知らない方も多いはずです。

まとめ

いかがでしたか?

蚊の知られざる特徴を見ていきました。

茶色の蚊と黒色の蚊…

見た目は違うと痒みの違い、生息場所、活動時間までも違うとは面白いですよね。

ただ茶色であろうと黒色であろうと蚊に狙われるのは勘弁!。

日頃から肌が露出している服装は控え、スプレーなんかでしっかり対策を行いましょうね。

寄せ付けない、連れて帰らない、逃がさない、刺されない!これをモットーにしっかりとした蚊対策法を考えていきましょう。

ちなみに体温が高い人は特に狙われやすいので子供なんかは大人よりも念入りに虫除けをしておくべきです。



      Sponsored Link