玉ねぎは色んな料理に使える万能野菜の一つ。
炒め物はもちろん、ハンバーグや肉じゃがなど様々な料理に欠かせないために常に常備している過程がほとんどではないでしょうか。
血液をサラサラにしてくれ悪玉コレステロールを下げる効果などから健康にも嬉しい食べ物と言えるでしょう。
しかも安く手に入り、一年中売られているのも良いですよね。
ただ、この玉ねぎで一番厄介なのが切る時。
特にみじん切りなんかでは、目にしみて涙がポロポロと出た経験、主婦ではあれば誰でもあるかもしれません。
ただ中には玉ねぎを切っても涙なんか出たことがない!という人も。
実際玉ねぎで涙が出ないのはおかしなことなのでしょうか?
そこで今回は玉ねぎを切った時に出る涙の理由と、また涙が出ない理由を見ていきましょう。
そもそもどうして玉ねぎを切ると涙が出るの?
玉ねぎを切ると涙が出てくるというのは多くの人が知っていることでしょう。
ただその理由までは知らない人も案外多いのではないでしょうか。
実はこの涙の理由は玉ねぎの独特な匂いの原因にもなっている硫化アリルという物質。
玉ねぎを切ると細胞が壊れ、この硫化アリルが空気中に放出されてしまうんですね。
目に入ると涙が、また鼻に入ると鼻水が出てしまうという厄介なものです。
玉ねぎを切っても涙が出ない人もいる!?
玉ねぎがしみて涙が出たという経験はみなさん一度はあるかと思いますが、最近そういえば気にしたことがなかったな…という人、いませんか?
そう、実は玉ねぎを切った際に出る涙は実は若さと深い関係があるんです。
というのも歳を重ねることで人は涙の分泌が低下します。
そして目の表面にダークスポットという黒い筋が出来るようになるんですね。
このダークスポットが硫化アリルへの反応を妨げていたんです。
ちなみに若くても涙が出ない!という人もいますが、コンタクトを使用している人や、スマホなどで目を酷使したり、ドライアイの方なんかも涙が出ない傾向にあるようですね。
玉ねぎで涙が出ない裏技は?
では玉ねぎを切って涙が出て困っている人のために対策法を紹介します。
まず簡単なのが皮をむき水につけるという方法。
というのも涙の原因、硫化アリルは水溶性で水に溶け出すんですね。
あるいはレンジで20秒くらい温めるのもおすすめ。
硫化アリルが気化して弱まります。
逆に冷やすのも良いとされており、硫化アリルに揮発が抑えられるんだそうですよ。
冷蔵庫にしばらく入れておきましょう。
切り方を工夫
他には切り方も重要です。
玉ねぎには繊維がありますがこれに対して直角に切ると硫化アリルが出やすいので、繊維に沿って切るのです。
みじん切りの場合には先に繊維に沿って切り、そのあと繊維に直角に切ると涙が出にくいそうですよ。
他には玉ねぎの涙対策として色んなアイテムが売られています。
例えばゴーグルのようなものだったり、またフードプロセッサーも大変便利ですね。
また玉ねぎを切る時は鼻にティッシュを詰めている!息をしない!なんていう人まで…
みなさん色々と試行錯誤しているようです。
ちょっとした工夫でずいぶん変わるので、ぜひ試して見たい!というものがあったら取り入れて見てください。
まとめ
いかがでしたか?
玉ねぎを切って涙が出るのが若さと関係していたとはちょっと驚きだったのではないでしょうか?
ただ結構目にしみるのは不快なので出ないなら出ない方が良いものですよね。
結構それが嫌で玉ねぎのみじん切りが億劫な人も少なくないはずです。
今回挙げたように玉ねぎの涙の原因である硫化アリルを防ぐ方法が案外簡単です。
他にもガムを食べながら切ると唾液の分泌が優先されて涙が出ないなんて言われています。
ぜひ試して見てくださいね。