カプサイシンという言葉はあまり聞いた頃がなくても唐辛子は誰でも知っていますよね。
韓国などの辛い食べ物を好んで食べる国はもちろん、日本人でも激辛料理が好きな人は多いもの。
マニアになるとわざわざ本場に足を伸ばす人まで…。
辛い料理を好きなのは男女問わずですが、中でも女性は辛いものは目がありません。
というのも美味しい上に美容効果というのも期待ができるからです。
キムチなんかは調理法次第ではいろんな料理に変わるので家の冷蔵庫には常にストックしている人もいるはずです。
しかし唐辛子の主成分であるカプサイシンという成分、実は要注意なのはご存知でしょうか?
そこで今回はカプサイシンで気をつけたい毒性について見ていきます。
唐辛子などに含まれるカプサイシン、大量に摂ると毒性がある
唐辛子はいろんな料理に持ちいられる香辛料です。
例えばパスタなんかでもよく使用されますし、同じ麺類なら焼きそばとも相性はよく、他には醤油漬けにしたり味噌炒めなんかしても美味しいものです。
ですから毒性と聞くと、驚く人は多いはずです。
たしかに本当に食べるとすぐに死んでしまうような毒とは全く別物ですが、辛い食べ物の大好きな韓国人の中でもカプサイシンは毒性というのは認められているくらい決定的な事実なんです。
というのもカプサイシンには致死量があります。
具体的には体重1キロ当たりに60mgから75mgくらい。
この量を取れば死に至るケースもあると言います。
数字を言われてもピンとこないかもしれませんが、唐辛子には1gあたりカプサイシンは3mgですから単純計算で1キロの唐辛子を摂取した場合ということになります。
そんなシチュエーション自体ありえませんから実際は私たちが口にしている分に危険性はほぼないと言えるでしょう。
ちなみに食べ物だけでなくカプサイシンは催涙スプレー、薬用クリーム、ま入浴剤なんかにも含まれています。
これらを使用するときは注意してください。
死に至らなくても健康に影響が及ぶ可能性も
カプサイシンの危険性は普段の生活でそこまで気にする必要はないことがわかったのですが、では何の躊躇もなく取り入れても構わないものなのかというとそれはまた話が変わってきます。
というのもカプサイシンは実は脳に味ではなく痛みとして刺激を与えるので、それを感じた脳はというとアドレナリンを分泌します。
すると脳への負担も大きいことからこれに対抗して脳内麻薬を分泌するようになっています。
すると結果的に脳にはダメージがおよび、精神疾患、例えばうつ病やパニック障害なんかを引き起こすことがあるんです。
胃がんなどの要因にもなる可能性が
また胃が荒れるので、胃にも大きな負担が強いられ、結果的に胃がんなどの要因になりうるのです。
実際韓国は胃がん大国と呼ばれるほど、胃がん患者は多いと言います。
他には唐辛子を触れた手で目などを触るのは危険です。
強い痛みを感じる場合があります。
料理の際にはもちろん、家庭菜園で唐辛子の栽培を行っている人は特に子供が触れてしまわないように注意しましょうね。
もし触ってしまったらすぐに水道水、石けんで洗いましょう。
まとめ
辛い食べ物は健康ブームの今、積極的に取り入れるべき食べ物としてメディアなどで取り扱われる場合も多いです。
ただし唐辛子などは普通の香辛料と違い、刺激物にあたります。
元から胃腸の弱い人はもちろんのこと、そうでない人も副作用に注意して摂取量には十分気をつけましょう。
上手に取り入れることで女性の場合には冷え改善やダイエットに。
男性だと肥満予防や育毛効果も期待ができます
ちょっと味にアクセントをきかせたいときには唐辛子!
辛いもので健康で美しい生活を目指しましょう。