ゴールド免許は無事故、無違反の証明になるものです。
持つだけで色んなメリットがあります。
例えば任意保険料の割引や次回の更新時の優遇などが挙げられますよね。
事故なんかは誰でも起こしたくないもの…
ですから自動車運転免許を取得している人であればゴールド免許を目指すというのが普通です。
しかも持っているだけでちょっとかっこいいですよ。
しかしいくらゴールド免許を持っている人でも安全運転をしていても事故が起きてしまうことはあります。
そんな時に気になるのがゴールド免許のはく奪について。
今回はそこらへんのルールについて見ていきましょう。
参考記事:ゴールド免許になれる条件とは
ゴールド免許になれない違反にも種類があるの?
ゴールド免許って事故を起こせばすぐにはく奪されるの?
まずゴールド免許というのはどのようなものかというのを説明すると、優良運転者を証明するもので、更新日までに5年以上継続して免許を受けており、無事故、無違反であることが条件です。
そしてこの5年間とは有効期限が満了する日の直前の誕生日の40日前から計算して過去5年間のことです。
ですから過去の決められた期間に事故や違反を起こしていない証明であり、今の自分を示すものではないために、もしも仮に事故、あるいは違反をしたとしてもすぐにその場ではく奪とはならないわけです。
ですが当然、次の更新時にゴールド免許への更新はできなくなり、ブルー免許に切り替わるようになります。
ちなみに事故、違反どちらにおいても言えることですが、例え軽微なものであっても1点でも違反点数がつけばゴールド免許をいずれはく奪されることは免れません。
また3ヶ月特例などで点数が戻っても変わりません。
人身事故と物損事故で異なる
事故と一口に言っても人身事故と物損事故というものがあるのはご存知ですが?
人身事故はその名の通り人が怪我をしたり死んだりするような事故で、物損事故は人の死傷は無く器物の損壊のみがある事故を指して言います。
そして覚えておいて欲しいのが、これらの決定的な違いです。
それは違反点数で、人身事故は必ず違反点数がつくようになっています。
しかし物損事故については実は知らない人もいるかと思いますが違反点数や罰金がないんです。
ただし物損事故は自賠責保険の対象外ですから、損害賠償に関しては任意保険あるいは自腹での支払いになります。
では人身事故と物損事故の違いがわかったところで話を戻してゴールド免許の剥奪はあるのかないのかという問題ですが、先ほど説明したように人身事故の場合は違反点数がつくので次回の更新時にはく奪となります。
ただ物損事故の場合は点数違反がつかないのではく奪というのは無く、それ以外に何も事故や違反がなければ基本的にはゴールド免許を継続となるわけです。
よく事故をしたのにゴールド免許を更新できてしまった!と驚く方もいますがこういうことが原因なんですね。
覚えておくと慌てずすみますよ。
ゴールド免許を保持するには
ゴールド免許をはく奪されることなく継続していくには、人身事故を起こさないこと!
これが大切だということがわかったかと思います。
ただ違反点数がつかない物損事故もできるだけ起こさないようにしたいものですね。
また今回は詳しく取り上げはしなかったものの違反をしないこと!これも条件です。
車は運転する側がしっかりと意識を持ってルールを守らないと人の命すら奪ってしまうもの。
そして事故の内容によっては自分の将来まで失ってしまうことにもつながります。
1度ゴールド免許を取得した方にはぜひより一層の安全運転の心がけをしてもらいたいものですね。
シートベルトの未着用運転なんかでも1点の違反点数がついてしまうので細かい違反にも十分注意しましょう。
まとめ
ゴールド免許をはく奪されるのを避けるには人身事故や違反をしないことに限ります。
人身事故というものは双方が気を付けていれば起きないものです。
外出する時には細心の注意をはらって事故の防止を図っていただきたいものですね。
私は無事故無違反歴30年以上になりましたが、自分の運転を過信することなく日々安全運転を心がけています。
なぜなら人身事故を起こすとどのようなことになるのか身をもって経験したからです。
それはそれは日々被害者の脅迫じみた言葉や保険会社の駆け引きみたいなことになって本当に大変でした。
人身事故を起こしてゴールド免許をはく奪されるくらいならまだましで、被害者の人生を狂わせてしまい一生十字架を背負って生きていくことにもなりかねません。
ゴールド免許のはく奪云々というよりも事故を起こさないように交通規則をきっちり守り安全運転を心掛けてくださいね。
「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」を心がけて安全運転をすればゴールド免許がはく奪されることなく私のように30年以上他人に迷惑をかけることなく過ごせますよ。
参考記事:ゴールド免許を持っている人の割合は?