お酒は健康のために飲みすぎるなというのはよく言われる話ですよね。
実際、お酒を毎日飲んでいる人は様々な健康のリスクを抱えます。
そのためお酒イコール不健康な飲み物というイメージも強いかもしれません。
しかし一方でこんな話を聞いたことがありませんか?
お酒は飲み方次第で健康に良いものだということ。
それを信じて毎日飲んでいる人もいるかもしれません。
実際はどうなのでしょうか。
今回はその事実を解明するとともに、体に良いお酒とは具体的になんなのか見ていきます。
参考記事:料理酒は何の効果があるの?
お酒は体に良い?悪い?
忘年会シーズンなどになると付き合いでお酒を飲む機会も一気に増えますよね。
そんな時に考えるのが体の影響…
わかっていても楽しい気分に浸りお酒が進んでしまうものです。
しかし一方で適度の飲酒は健康に良いという話もあったり、何が本当なのかイマイチわかりませんよね。
お酒は結局のところ、体に良いのか悪いのか、どっちなのでしょう。
結論から言うと大量のお酒はまず当然のことながら体に毒です。
ただ適量であれば健康に良いこともあるようです。
ただし全ての人に当てはまるわけではないので注意してください。
適量の酒ならストレスも緩和され血流も良くなる
どうしてそう言われるのかというと医学的な研究グラフがちゃんと存在します。
その名もJカーブ効果と言って適量のお酒を飲んでいる人の方が一切飲まない人よりも死亡率が低くなっていることを示すグラフです。
グラフの形がちょうど「J」の形によく似ているためそう呼ばれています。
その理由として挙げられているのがアルコールの悪玉コレステロールのレベルを下げる働きです。
また善玉コレステロールのレベルを上げるとも言われています。
そのため結果的に心臓疾患の予防効果があると見られているのです。
またお酒を飲むと大脳の理性を司る前頭葉に軽い麻痺を起こすためにストレス緩和の効果もあると言われています。
さらには血行促進効果で冷えなどの予防にも繋がるとも言われているようですね。
ただしこのJカーブを研究した協議会は、決してこの結果はお酒を飲まない人に飲酒を勧めるものではなく、過剰摂取の人に適量を勧めるためのものだと示しています。
体に良いお酒って何?
では出来る限り体に良いものをという健康志向の人はどんなお酒を飲むのがベターなのでしょうか?
まず、オススメがワインです。
赤ワインには様々なポリフェノールが含まれており、血中のコレステロールを低下させる効果や、がん細胞が増殖するのを防ぐ効果があります。
また白ワインも殺菌力が高く生ものを食べる時なんかにオススメです。
焼酎は血栓を溶かす作用が
次に焼酎です。
血栓を溶かす効果があります。
またプリン体がゼロ、さらには低カロリーということもあって好んで飲む人は多いですね。
次に日本酒も健康には比較的良いお酒の一種です。
理由は日本酒に含まれるアミノ酸でガン予防になるといいます。
また善玉コレステロールを増やし、動脈硬化を防ぐ働きもあります。
さらにはコウジ酸がメラニンの生成を抑制しシミなどの予防につながるようです。
女性には嬉しい効果です。
このようにお酒の中には様々なメリットがあるものもあります。
ぜひお酒が好きな人はこういったものを飲むようにしてみてください。
参考記事:料理酒に焼酎は使える?
まとめ
お酒は特に疲れた体を癒し、嫌な気分も吹き飛ばしてくれるものです。
しかし時には病気の原因にもなりうるもの。
ですから付き合い方は十分注意が必要です。
お酒に強い人や弱い人もいますから、自分の適量は自分にしかわかりません。
ある人の適量が自分の適量とは限らないわけです。
自分で量の加減はしっかりしてください。
健康に良いからといって無理に飲むのはやめてくださいね。
さらには休肝日というのも忘れずにしましょう。