梅雨の時期に入ると多くなってくるのが蚊です。
刺されると痒いので暑いうちは用心していることでしょう。
羽音もかなり不快ですから、刺されないとしてもどうにか退治したいですね。
スプレーや蚊取り線香なんかで対策している家庭がほとんどのはずです。
しかし冬になるとあんなにたくさんいた蚊も見なくなってしまいますよね。
蚊は冬はどこにいるのでしょうか?
そこで今回はあまり知られていない蚊の冬の過ごし方について見ていきましょう。
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蚊はどこで越冬しているの?巣を作る?
まずみなさん蚊にはいくつか種類があるのはご存知でしょうか。
日本で多く見られるのは家の中にいることの多い茶色のアカイエカ、同じく茶色ですが地下水槽やビルの排水溝などに多く潜むチカイエカ、そして黒の縞模様が特徴の野外で見かけるヒトスジシマカなどですね。
それぞれいる場所や活動する時間などが微妙に異なるとされ、意外と違いも多いんです。
ちなみにヒトスジシマカはヤブ蚊とも呼ばれます。
デング熱なんかを感染させるのもこの蚊です。
刺されると他の蚊よりも痒みが強いのが特徴で、1番注意すべきかとも言えます。
このように違いはあれども、私たち人間の血を吸うというのは同じ。
どれも厄介なことには変わりませんね。
実は蚊は種類で冬の過ごし方も随分違うようですよ。
では具体的に見ていきましょう。
蚊の種類による冬の過ごし方
まずアカイエカの場合、3月から11月ごろまで見られ、寿命は1ヶ月くらいというのが普通です。
ただ晩秋に羽化した場合に実は約半年もの間越冬をします。
ただしこれは雌に限ります。
雄はというと越冬できず死んでしまうのです。
どんなところに潜んで過ごすのかというと床下や物置小屋の隅、押入れ、下駄箱なんかが多いようですね。
寒さがしのげて薄暗い場所を好んで選びます。
そして冬を越した雌はどうするかというと一度だけ産卵をしてから死んでいきます。
このようにして子孫を残しているのです。
次にチカイエカの場合はどうかというと、実はチカイエカは冬眠を必要としない種類の蚊です。
つまり1年中活動します。
もちろん真冬に寒いところで生きているのではありません。
地下街など寒さが和らぐ場所にいて人の血を吸おうとひそんでいるんですね。
冬には蚊はいないと思っている方も多いかもしれませんが実はそうではありません。
意外と普通に身近なところにいるんです。
冬なのに蚊に刺された!という時にはチカイエカに刺された可能性が極めて高いと言えるでしょう。
次に黒い見た目が特徴のヒトスジシマカ。
こちらに関しては卵のまま越冬をします。
ヒトスジシマカが産卵するのはだいたい水際の側面など。
ここでそのまま冬を過ごしているのです。
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冬も油断しないで
蚊は冬にはほとんど見かけなくなるのですが、実はいろんな場所で越冬をしていたんですね。
つまり冬にも蚊対策というのは出来ます。
例えばワンプッシュスプレーで撃退したり、庭などには水が貯まるものをおいていないか今一度チェックが必要です。
というのも蚊の幼虫、ボウフラはちょっとした水たまりにも発生します。
植木鉢の受け皿の水や空き缶の中の水なんかも要注意ですね。
夏に一気に蚊が発生するのを食い止められます。
是非冬にも蚊対策をしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
冬は虫除けなどもせずに油断している方も多いかもしれませんね。
実際冬に家で蚊を見かけることはそうそうないこと。
ただ今回説明したとおり、蚊は冬も血を吸います。
覚えておきましょうね。
ちなみに今回挙げたように種類で随分特徴も違うのですが、駆除方法なんかはさほど変わらないようですね。
もしも見かけた時のために蚊対策アイテムは秋が来ても捨ててしまわず念のため置いておくと良いかもしれませんね。
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