皆さん米ぬかという言葉を聞いたことはあるでしょうか。
例えば美容グッヅなんかでも米ぬか洗顔などというものを目にしたことがあるかもしれません。
実はこの米ぬか、栄養価が高いことで知られています。
そのためいろんな活用法があるんですね。
その一つが肥料として使う方法。
知らなかったという人も多いかもしれません。
今回はそこでまだ知らない人はぜひ試してほしい、米ぬか肥料の作り方を紹介します。
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米ぬかって?
そもそも米ぬかという言葉は聞いたことがあっても何のことかあまりわかっていないという人も案外多いかもしれません。
そこで簡単に説明すると、米ぬかとは玄米を精米するときに取り除く表皮のことを指して言います。
米ぬかは茶色い粉末状になって精米機で飛ばされ、そのまま処分されるのが普通で、これを行うことで玄米から白米に変わります。
ただ、この米ぬか、実は栄養価が高く捨てるのにはちょっともったいないもの。
いろんな使い道があるとされています。
例えば窒素やリンなどが含まれ、糖分、タンパク質も豊富です。
さらにはビタミンEや食物繊維、ポリフェノールなども含まれています。
米ぬかは肥料になるの?
その一つが肥料です。
米ぬかには栄養価がたくさん含まれていると説明しましたが、そのために有機肥料としても活用できると言われています。
米ぬかを利用した肥料は米ぬかぼかしとも呼ばれているようですね。
ちなみにもしも米ぬかで肥料を作りたいのであれば精米所なんかで米ぬかがもらえることもあるので訪ねてみてください。
あるいはお米屋さんやホームセンターなどでも購入可能です。
実は私も米ぬか肥料を作るためにコイン精米の裏にある米ぬかをを頂いています。
もちろん無料です♪
肥料以外にはぬか漬けに活用したり、米ぬかのパックなんかも人気です。
タダでもらえたらラッキーですね。
米ぬか肥料の作り方
では次に米ぬか肥料の作り方を見ていきましょう。
まず必要なものは米ぬかに土、生ゴミ、そして肥料用の容器です。
生の米ぬかは使用しないでください。
というのも撥水性があるので水を弾いたり、水分を吸ってしまいます。
結果的に雑菌や虫の発生原因になるんですね。
ですから米ぬか肥料の際には脱脂米ぬかを使用します。
これは生の米ぬかから油を搾り取ったものです。
肥料には1番適しているとされています。
まず容器に米ぬかと土、絞って水分を極力抜いた生ゴミを入れて混ぜ合わせ、蓋をして毎日かき混ぜます。
そして10日くらい毎日かき混ぜ、1ヶ月置いておけば有機肥料の完成です。
この際に容器は必ず蓋つきで密封できるものにします。
でなければ臭いがかなりきつくなってしまいます。
ちなみに私が行っている米ぬか肥料は、土嚢袋(浸水を防ぐために土を入れて水の浸入を防ぐための袋)に一握りの土と米糠を入れて、その中に生ゴミを入れて袋を地面に叩きつけるなどして攪拌しています。
作りが丈夫なために乱暴に扱っても破れないので安心できますよ。
ホームセンターで10枚300円くらいで購入できます。
米ぬか肥料を作るときの注意すべきこと
次に肥料を作る際の注意点ですが、やはり前項でも挙げたように生ごみの水分を取ることと臭いの問題があります。
作業時にはマスクがないと辛いので準備しておきましょう。
普通のマスクも良いですが、ホームセンターなんかには農薬散布用だったりの完全ガードできるタイプのものが売られています。
こちらもおすすめです。
また米ぬかは混ぜていくうちに臭いも発酵臭できつくなりますが、これは自然なことです。
中には失敗した…と思う人もいますが、安心してくださいね。
また時には正しい知識がないと虫が大量に発生してしまう場合もあります。
特に真夏や秋頃にかけては発酵を避けるようにしましょう。
地道にコツコツと混ぜ合わせることで肥料は作られます。
もしも米ぬかで肥料が作れればガーデニング費用も抑えられますよ。
お財布にも環境にも優しい米ぬか肥料、ぜひ活用しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
米ぬかを使った肥料、手順は簡単ですが発酵の加減と害虫の問題があるのでその辺のデメリットもしっかり知っておいた上で一度作ってみてください。
コツさえつかめれば案外簡単ですよ。
家庭菜園を楽しんでいる家庭には生ゴミも捨てることなく有効利用できるのが良いですよね。
生ゴミで発育が良くておいしい野菜ができるんですから驚きですよ。
ちょっと面倒ですが、捨てる手間を考えればぜひ挑戦してみても損はないですよ♪