湿度は私たちが快適に過ごす上で大切なもの。
高すぎても低すぎても良くないと言われていますよね。
ただ普段から意識している人は少なく、どのくらいで保てば良いのかも知らない人は多いはず。
そこで今回は適正な湿度はどのくらいなのか見て行くとともに、湿度の調整の仕方をまとめます。
湿度ってそもそも何のこと?
湿度とはよく使われる言葉ですが何のことか知っていますか?
簡単に言うと空気中の水分の割合のことです。
湿度によって過ごしやすさというのは大きく異なり、実際同じ温度でも湿度が高い方が暑く感じます。
また曇りの日でも暑く感じるのはこの湿度のせいです。
季節によっても湿度は異なり夏には湿度が高く、冬には低くなるようになっています。
そのため暑い時期には除湿を、冬には加湿をすると快適に過ごせると言われています。
湿度のよって寒暖を感じるのは気化熱によるもの
では湿度によって熱く感じたり寒く感じたりするのは何故でしょうか?
それは肌が感じる気化熱によるものです。
水は気温が上昇すると蒸発しますよね。
これを「気化」と呼んでいますが、気化するときに熱が奪われ肌の温度が下がるからです。
注射をするときにアルコールを塗るとスーとしてヒンヤリしますよね。
これはアルコールが気化する温度が水より低いために蒸発しやすいからです。
つまり空気中の湿度が高いと肌の水分は蒸発し難くなりますから温度は下がりにくくなり蒸し暑く感じるわけです。
逆に空気中の湿度が低いと肌の水分は蒸発しやすくなりますから温度が下がり易くなり涼しく感じるわけです。
適正な湿度って?
ではちょうど良い湿度とはどのくらいのことを言うのでしょうか。
だいたい40%から60%と言われています。
と言うのも40%以下でウイルスは活発に、60%以上だとカビなどが発生しやすいと言われておりちょうど良いのがそれくらいの湿度な訳です。
そもそも人体が快適に感じるのがこのくらいの湿度ということです。
湿度を上げるには
まず湿度を上げるには簡単な方法でいうと濡らしたタオルを干すこと。
あるいは水を入れたコップを部屋に置いておきましょう。
そんなことで変わるの?と思うかもしれませんが、やらないよりやった方が良いことは間違いありません。
ちなみに我が家では冬の乾燥した時期になるとバケツに水を満たしておいてタオルの下が浸るように上からつるしておきます。
こうすることで効率よく湿度が上がるようになります。
やってみて初めて分かりまいたが、バケツの水が意外と早く無くなりますよ。
それくらい乾燥してるんだというのが実感できます。
冬場は室内で洗濯物を乾かす
また乾燥している冬場は洗濯は部屋干しにして加湿しているという人もいます。
というのも、外は気温が低いためにいくら乾燥しているとはいえ乾かないこともしばしば
そんな時に生乾きの洗濯物を部屋に持ち込んで乾かすのです。
これだと暖房の部屋で洗濯もすぐに乾く上に空気の乾燥も防げて一石二鳥。
便利ですよね。
石油ストーブでお湯を沸かす
他には鍋ややかんなどでお湯を沸かすのも効果的。
例えばストーブの上でやかんでお湯を沸かす人は多いですがこれも加湿になります。
ワンルームマンションなら6畳あたりでなんと10%ほども湿度を上げられるんだとか。
ただし火事にならないように付けっ放しには十分気をつけましょう。
さらには加湿のために最近ではいろんな便利アイテムも売られています。
代表的な加湿器もデザインや機能も様々ですし、他にはエコ加湿器として電気不要の紙でできたタイプも人気です。
おしゃれなのでインテリアとしても可愛いものが多いんですよ。
加湿器を買うのはちょっともったいないし、置き場所が…という人はぜひこういったものも活用してみてください。
湿度を下げるには
梅雨の時期なんかは逆に湿度が高すぎてジメジメと気持ちが悪いですよね。
そんな時、まず試して欲しいのが換気をすること。
窓をしばらく開けましょう!
というのも湿度ってどうしても中の方が高くなります。
つまり窓を開けることで外と同じくらいまで湿度を下げることができるというわけです。
この際には一箇所ではなく二箇所の窓を開けるようにするとより空気の入れ替えがスムーズになるのでオススメですよ。
エアコンの除湿
エアコンは普段、冷房と暖房しか使わないという人も案外多いのですが実はドライ機能は便利なもので短い時間で湿度をぐっと下げてくれます。
ただ注意しなければならないのが除湿機能の多くは湿度を下げる際に温度も下げてしまうということ。
つまりまだそこまで暑くなっていない梅雨の時期などは冷えに注意しましょう。
他にも扇風機やサーキュレーターなどで湿度を下げるという方法もあります。
夏のジメジメしたときに寝苦しい「熱帯夜」に私が行っているのが、ベッドに「ゴザ」を敷くことです。
ベッドと体に隙間ができることで体温で温まった空気を循環させてくれるので快適ですよ♪
まとめ
温度を保つのはエアコンや扇風機、暖房器具などによって案外簡単ですが、湿度はなかなか難しいもの。
こまめにチェックしながら調節することが大切です。
ただ湿度がちょうど良い状態に保てて入れば病気もしづらいですし、カビなども防げます。
少し面倒かもしれませんが注意して見るようにして見てください。
まだ加湿器が家にない人はまずは加湿器の設置!
これからですね。