お見舞いの場合、相手は病気や怪我をしているので色々と気を使いますよね。
親しい友人や親戚、そして親の場合も同じです。
自分がある程度の年齢で大人なら、手ぶらではいけないですよね。
そこで今回は親が入院した際のお見舞い金などについて見ていきます。
参考記事:お見舞いの封筒や金額のマナー
親が入院した時、お見舞い金は基本的に贈らない
お見舞い金は基本的には目上の人には贈らないのがマナー。
しかし入院すると色々とお金もかかるので少しでも負担を減らしてあげたいとお金を包む場合もあります。
会社の人なんかではなく、親ですからこの場合はあまり気にせずに渡しても良いでしょう。
ちなみに金額は1万円が妥当。
それ以上は相手に気を使わせるので控えた方が良いです。
もっとしてあげたいという気持ちがあるならば何か食べ物や入院中に使えるものを別で渡すのも手ですね。
参考記事:お見舞いのときにかける言葉のマナー
お見舞い金でなくても身の回りの世話だけでもOK
ちなみに、もしも実家と家が近く、頻繁に顔合わせる仲であれば改まってお見舞い金というにはなんとなくよそよそしいのでオススメ出来ません。
それよりは身の回りのことをしてあげたりするのが良いでしょう。
また親が年齢的に高齢になり、病気を患うと入院を繰り返すような場合もあります。
そんな時はその都度お見舞い金を贈るのはやめましょう。
逆に不快な思いをさせる可能性もあります。
お見舞い金ではなくお見舞い品を贈る時には
お見舞い金は使い道も自分で決められますし、有難くはあるのですが子供にお金をもらうのは抵抗がある人もいるはず。
そんな時には何か気の利く贈り物を贈る方が良いでしょう。
例えば多いのが食べ物や飲み物。
入院中にお腹が空いた時に便利です。
ただし体調や治療の方針などをしっかり把握し、食べられるものを贈るようにしてください。
ちょっとした日持ちのするお菓子なんかは人気です。
逆に食べきれないフルーツなどは控えましょう。
お見舞いに花は配慮が必要
次にお花。
相手が女性なら喜んでもらえるでしょう。
ただ病院の中にはお花を持ち込むのを禁止しているところもあります。
というのも個室でない場合、他の患者さんもいますから匂いなどがトラブルの元になります。
また菊は告別式を、シクラメンは「死」や「苦」を、バラは血をイメージさせるなどとして縁起が悪いと言われています。
他にもお見舞いには向いていない花はいくつもあるので要注意。
花屋さんに相談して見るのがいいですね。
生花は禁止でもブリザードフラワーはOKなところもあるので事前に病院に連絡してよく確認しましょう。
他に小物では本も喜ばれます。
案外入院中って退屈しますから、雑誌でも小説でも漫画でも好みに合ったものを渡しましょう。
逆にスリッパやパジャマは入院が長引くイメージを与えるのでNGです。
義理の親の場合は
義理の家族が入院しても可能であればお見舞いに行くべきですね。
お見舞い金やお見舞い品については、義理の親であったとしてもだいたい同じです。
ただ好みが難しいかもしれません。
その場合は直接何か欲しいものはないかを尋ねて見ても良いかもしれません。
あるいは配偶者などに相談して決めるのも良いでしょう。
入院先が遠方の場合はお見舞金を送る
親が入院した場合に遠方でも駆けつける人も多いでしょうが、なかなか忙しく難しいということもあるでしょう。
そんな時はお見舞い金やお見舞い品を郵送で送るしかありません。
家族が在宅の場合、自宅に送って構いません。
現金であればのし袋に入れて現金書留で、品物は普通に郵送で、手紙を添えて送ると良いですね。
のし袋を選ぶにもマナーがあるので注意をしてください。
詳しくはお見舞いの金額、友人ならどれくらい?でまとめています。
手紙を書く際には病名などはあまり書かないようにして忌み言葉などにも気をつけましょう。
まとめ
入院したのが親の場合、出来るだけ力になってあげたいですよね。
自分の子供が心配して駆けつけてくれればきっと少し前向きな気持ちになるはずですよ。
やはり親本人の気持ちが前向きになれるように励ますのが基本ということですね。
親といえどもマナーだけはきちんと守ってお見舞いに行きたいですね。