不貞行為

よくニュースやドロドロとした不倫ドラマの中でも使われる「不貞行為」という言葉。

なんとなく意味がわかっていている方が大半でしょうが、細かい意味までは知らない方の方が多いかもしれません。

実はこの不貞行為の有無は離婚裁判などでも大きな争点になるもの。

うちの夫婦は仲が良いからといってもいざという時のためにも知って置いた方が良いかもしれません。

そこで今回は不貞行為の定義と、該当するものそうでないものについて見ていきましょう。



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不貞行為って?キスや腕組みは該当するのか?

不貞行為の判断

不貞行為とはそもそも民法770条で定められている離婚原因の一つで、法律上の夫婦はもちろん、事実上夫婦同然の生活をおくっている内縁関係の夫婦、またなんらかの理由で婚姻届を提出していない夫婦も対象です。

法律用語でいうと、夫婦間の守操義務に違反する姦通と言いますが、わかりやすくいうと各々配偶者が自由な意思に基づいて他の異性と肉体関係を持つこととされています。

婚姻関係にある夫婦とは同居しお互いの協力のもと円満なる過程を築かなければならないという義務があり、お互いに貞操を守る義務も同時に有します。

つまり婚姻関係にある夫婦は浮気はしてはいけないというのが日本の法律のルールな訳です。

ちなみに不貞行為という不法行為を犯したと認められた場合に裁判所から民事事件として離婚請求や慰謝料請求がなされる場合もあります。

ただこの不貞行為、どこからが当てはまるのかというのが微妙に難しいところでもあります。

例えばハグやキスくらいでは不貞行為は認定されないわけですね。

逆にどういったことが不貞行為として認められるのかというとラブホテルに2人で出入りがあって20分以上出てこなかった、2人だけの旅行の証拠が見つかったなどというようないわゆる肉体関係を持てる場所に出入りがある事実があった場合です。

このときに立証するものとして写真やビデオ、スマホのメールや相手の行動を示した日記などがあります。

ちなみに風俗であっても何度も通うようなことがあれば不貞行為と認められるので注意しましょう。

ただし風俗嬢に対して慰謝料の請求などは出来ないようになっています。

不貞行為と不倫の違いはあるの?

ではよく聞かれる不倫と不貞行為ってどう違うのかというと、不倫はいわゆる概念のことを指していて、そもそも自分以外の異性とキスをすることを不倫と考える人、あるいは肉体関係を持って初めて浮気と捉える人まで様々ですよね。

ただ相手が不倫だ!と思えばそれは不倫になってしまうものです。

一方で不貞行為は肉体関係そのものを指し、法律で決めれられています。

ですから簡単にいうと不倫と呼ばれるさまざまな行動の中の一つが不貞行為と言えるのです。



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こういった不貞行為は離婚理由として認められない場合も!

不貞行為が離婚理由として認められるには法律でいろんな決まりが定められているのですが曖昧な部分も多いもの。

そのため明らかに浮気だろうというようなケースでもこれに該当しないと判断されることも珍しくありません。

例えば肉体関係を一度持ったところで不貞行為には違いないのですが、これで婚姻関係が破綻したとは判断されません。

つまり必ず離婚!というわけではないんですね。

実際過去の裁判例でも一回のみの不貞行為で離婚を認めたケースはほとんどないといいます。

また別居中に不貞行為があったとしても、もともと夫婦関係は破綻している状態で、不貞行為自体が夫婦仲の悪化と婚姻関係が破綻した理由とは言えません。

ですから離婚理由や慰謝料請求の対象とならない場合もあるので注意が必要です。

まとめ

いかがでしたか?

不貞行為が離婚理由として認められるには、そのときのシチュエーションや夫婦仲など色んな状況を見て判断されます。

そう簡単に離婚というわけではないことは覚えておきましょう。

実際に裁判になると裁判長によって判断が分かれることもあるのでやってみないと分からないというのが本当のところのようです。

そういったことを見越して弁護士も作戦を考えるわけですから、裁判の前に十分な協議が必要となるわけです。

もし興味があれば近くの裁判所に行って裁判を傍聴するというのも参考になりますよ。

いずれにしても、いざという時にはまずは法律のプロに相談するのが1番ですね。

最寄りの区役所でも弁護士が無料で法律相談を受け付けているのでまずは利用してみると良いでしょう。

ただし多くは予約制で20~30分と短時間になっているので、相談の前に日程や相談内容をまとめておくと良いでしょう。



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