子供にとって親の離婚は一大事。
引越しや転入はもちろん、環境の変化などで戸惑いが大きいものです。
今まで当たり前に一緒にいた片方の親と離れて暮らすことは子供にとって大きな負担になることは忘れてはなりません。
そのため離婚をするとなったら1番に子供のことを考えるべきでしょう。
その時に考えるのが離婚をどう伝えるべきなのか?
1番子供が傷つかずに、また後々も嫌な思いをしないために注意が必要です。
そこで今回は離婚の際に子供に理由などを伝える場合のポイントをまとめます。
参考記事:離婚したいが理由がない時のお勧めの方法とは
専業主婦がやっておくべき離婚準備とは
子供に離婚をすることを伝えるべきか?
離婚といっても子供の年齢によっては理解ができない場合もありますね。
それこそ赤ちゃんのうちなんかは片方の親がいなくても、それにさえ気付かずに過ごすのが普通です。
ただ少し成長すると親と引き離されてしまう寂しさでいっぱいになってしまうことでしょう。
そんな時にはどうすべきか?
どこか遠くに行くのだという嘘をついたという親もいるようです。
この場合にいつか戻ってくるという希望から寂しさが少しは減るかもしれません。
ただしこの場合にある程度大きくなってから、嘘をつかれたとショックを受ける可能性もあるので、どこかのタイミングで本当のことを話す必要があります。
ただある程度大きくなり離婚というものをはっきりと理解はできなくても何となく一緒にいられないことをわかる年齢になれば、正直に話すことが多いですね。
その子の性格や年齢などで1番良い方法は何かを考えてあげる必要がありそうです。
ちなみにもしも離婚についてはっきりと伝えない場合に第三者にそれを伝えられてしまう恐れがあります。
そうなると一緒に住んでいる親に対する信頼関係が崩れてしまう可能性もあるので注意が必要です。
参考記事:離婚調停中にやってはいけないこととは
離婚理由に関してどのように伝えた方が良いか
まず離婚理由を説明するのであれば嘘はつかないこと。
後々取り返しのつかないことになる可能性があります。
全てを話してしまうのかどうかは別にして、例えば「パパは死んだ」などという嘘は絶対にやめましょう。
また場合によっては離婚前にはいろんな感情でいっぱいになることもあるでしょう。
特に離婚の原因が浮気なんかの時には、怒りや悔しさなどが大きいはずです。
しかしそのような親の変化を子供は敏感に感じ取っています。
辛い気持ちも分かりますが、子供のことを1番に考えて不安にさせないように心がけてあげましょう。
ちなみに片方の親の悪口を言ったり、子供の目の前で言い争うのもNG。
深い心の傷を生むことにも繋がりかねません。
そのほか注意点は?
まず子供に離婚を伝える際に子供のせいに絶対にしないことが大切です。
子供を想って離婚を決めることもあるでしょう。
しかし「あなたのために離婚をするのよ」などという風に伝えると子供の一生の傷になることもあります。
あくまで離婚は夫婦の問題。
子供を理由に巻き込まないようにしましょう。
また子供が何か質問を投げかけてくることもあるかもしれませんが、出来るだけ分かるように答えてあげましょう。
「どうせ子供に言っても分からない」などと思わないでくださいね。
小さいながらもきっと理解をしようとするはずです。
参考記事:離婚届に使用する印鑑は何でもいいの?
まとめ
いかがでしたか?
子供に離婚を伝えるのは本当に心苦しいもの。
しかしそうなったからには、きちんと説明をする義務が親にはあります。
全てを受け入れ納得するには時間がかかることもあるかもしれません。
ただその場しのぎにせずにしっかりと子供にとって何が1番良いのかを考えてあげましょう。
そして離婚が成立した後も、子供の心のケアや親自身も暗くならずに明るく前向きになれるように心がけていきましょう。
それが子供にとって1番安心出来るはずです。
参考記事:男性が超有利になる離婚の準備術